2022/04/07
令和4年4月1日、全学的な教育研究支援組織であるグローカル戦略推進センターを中心とした本学の活動を支援いただくための基金を設立しました。
詳細についてはこちらをご覧ください。
また、寄附申込書はこちらからダウンロードいただけます。
小樽商科大学は、100年以上にわたり実学志向の教育研究を積み重ね、「商科系単科大学」として社会の各分野において指導的役割を果たす品格ある人材の育成と高度な研究に取り組んでまいりました。
国立大学法人の第3期中期目標期間(2016年~2021年)では、「豊かな教養と外国語能力、さらに深い専門知識を有し、グローバルな視点から地域経済の発展に貢献できる人材(グローカル人材※)」の育成により、グローバル時代における地域(北海道)の知の拠点としての社会的役割を果たすことをビジョンに掲げ、グローカル戦略推進センター(CGS)を新たに設置して、教育・研究・産学官連携において改革と機能強化を推進してまいりました。
2022年度からの第4期中期目標期間においては、グローカル人材育成を基軸としつつ、新たにUniversal University構想を掲げるとともに、その構想を実現するためにCGSと社会が協働する新組織Glocal Commonsを設置し、本学としての成長戦略、共創戦略を加速させてまいります。
「2030年までに高等教育に触れられない北海道民の数をゼロに」を掲げ、自治体・企業と連携して進学支援型プラットフォーム、市民大学型プラットフォーム、教養教育型プラットフォームを展開し、道内地域のどこでもグローカル教育が受けられ、ビジネスチャンスを見つけられることにより、若い世代の地域外流出の改善、地域の教育環境整備による移住・定住のインセンティブ向上、子どもたちに将来ビジョンの提供等を目指します。
本学を取り巻く産業界・地域・大学間との3つの壁を溶解しさらなる共創を創出する構想です。「フルセット大学からコーディネート型大学へ」をキーワードに、大学内の体制を改革し、地方創生と共創、再生の拠点としての「グローカル・コモンズ棟」を設置し、社会共創コーディネータを配置することを構想しております。
2022年度から本学は帯広畜産大学、北見工業大学とともに全国初の国立大学3大学経営統合という新たな挑戦に踏み出します。広大な北海道の各地方に設置される3大学の連携により分野融合型の教育システムによる人材育成、3大学共同の産学官金連携体制の構築等に取り組み、北海道が抱える経済・産業の課題解決に3大学が一体となって貢献することを目指しております。本基金は3大学の産学官金連携活動による研究成果の社会実装や特定の地域課題を解決する応用研究の支援にも寄与するものとなります。
このような本学の目指す姿は、DX、ニューノーマルなど大きな時代の転換期において、さまざまな挑戦が伴います。産学官金により創出していく高等教育の新たなスタンダードモデルとなるべく、皆様から広くご理解とご協力を賜り、努めていくため、新たに「グローカル教育・研究活性化基金」を新設することといたしました。
皆様には本基金の趣旨にご賛同をいただき、ご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和4年4月1日
小樽商科大学長 穴沢 眞
※グローカルとは「グローカル」とは、「グローバル(Global、世界)」と「ローカル(local、地域)」を掛け合わせた造語です。
本学では「グローカル人材」をグローバル(地球規模)な視野で、ローカル(地域や国)な視点から考え行動できる人材と定義づけています。 ※Universal Universityの詳細についてはこちらからご覧ください。 |